2023年5月11~13日に、第66回日本糖尿病学会年次学術集会が開催され、令和5年度のハーゲドーン賞を受賞された、近畿大学 名誉教授(医学部 内分泌・代謝・糖尿病内科)池上 博司先生への授与式が挙行され、池上先生が受賞講演をされました。ハーゲドーン賞は、国際的に認められ評価の確立した研究業績に贈られる日本糖尿病学会賞であり、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は本賞を支援しています。

池上先生は、長年にわたる「1型糖尿病に関する分子遺伝学的研究」に関する研究業績が認められての受賞となりました。

「日本糖尿病学会の伝統あるハーゲドーン賞を授与頂けましたことは、とても光栄なことであり、深く感謝致しております。ひとつひとつ、こつこつと積み上げてきた私たちのチームの研究業績が評価されましたことは大きな喜びです。ありがとうございました。」と、池上先生は受賞の喜びについて語られました。

また、池上先生へ今後の目標について伺うと、「インスリンがなければ生命を維持することができない1型糖尿病に対処するには、根本の分子メカニズムを解明し、根治療法の構築へと展開することが不可欠です。今後も、1型糖尿病の根治へ向けての取り組みを続ける所存です。」と、力強いお言葉をいただきました。

最後に、同賞を支援するノボ ノルディスク ファーマ株式会社に対しては、次のお言葉をいただきました。「国際的に評価される研究に対して授与されるハーゲドーン賞をご支援頂けることは、とてもありがたく、また糖尿病研究に従事する医学者にとっては大きな目標・励みとなります。今後とも、宜しくお願い申し上げます。」

(左から) 受賞の盾とメダルを持った近畿大学 名誉教授 池上博司先生、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 杉井 寛取締役副社長

ハーゲドーン賞の盾とメダル

ハーゲドーン賞のメダル