2025年10月30日から11月1日に、第58回日本小児内分泌学会学術集会が開催されました。その中で、2025年度の藤枝賞を受賞された、仙台市立病院 小児科 部長 藤原 幾磨 先生への授与式が挙行され、藤原先生が受賞のメッセージを述べました。藤枝賞は、(1) 国際的活動 (2) 教育及び指導 (3) 基礎または臨床研究のうち1つ以上の項目において数年以上にわたり多大な貢献をした者に贈られる日本小児内分泌学会の賞であり、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は本賞を支援しています。
藤原先生は受賞の喜びについて次のように語られました。
「この度、藤枝賞を受賞することは、私にとって誠に光栄なことです。『あなた方が頑張らないと』と藤枝先生から叱咤激励いただいた身としては、多少なりとも先生の思いに応えることができたのではないかと思います。また、私が藤枝賞を受賞できたのは、これまでお世話になった数多くの方々のおかげです。心から皆さまに感謝申し上げます。」
また、藤原先生へ今後の目標について伺うと、次のように力強いお言葉をいただきました。
「これから何か新たなことを成し遂げようという年齢でもありませんので、これといった目標はありません。ただ私の中では、東北地方の患者さんに、より専門的で適切な医療を提供できていないのでは、という心配が未だにあります。東北に小児内分泌の専門家が増えて行くことが私の望みではありますので、これからも微力ながら尽くしたいと考えています。」
最後に、同賞を支援するノボ ノルディスク ファーマ株式会社に対し、「ノボ ノルディスク ファーマは、藤枝賞をはじめ各種の研究会を含めた事業を企画運営されており、それらの活動が私たち医療者に対する惜しみないサポートとなっていることに、感謝申し上げるとともに敬意を評します。また患者さん、特に糖尿病のお子さんに対するサポートも絶やさず行われていることから、単なる製薬企業としてだけではなく、共に医療を担っている一員という意識を社員皆さんがお持ちなのだと思います。これからもそのような姿勢を継続していただくことを希望しています。」と激励いただきました。