一般社団法人アジア糖尿病学会(AASD)学会賞は、アジアにおけるダイアベティス研究を推進する目的でアジアのダイアベティスや関連代謝疾患の基礎ならびに臨床研究において、多大な貢献をした個人を顕彰する賞で、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は本賞を後援しています。2024年度のAASD学会賞は2023年11月28日から2024年3月31日の期間で募集され、2025年3月28日から30日に開催された第17回アジア糖尿病学会年次学術集会で、3名の受賞者が表彰されました。
2009年に創立されたAASD学会賞は、「Promoting Research for Better Diabetes Care in Asia」を目標に掲げ、糖尿病・内分泌代謝領域の研究や臨床診療の発展に貢献しています。
AASDの理事長である清野 裕 先生は今回の受賞者決定について以下のように述べています。
「今年も多数の優れた候補者の中から厳正な審査を経て、アジア地域におけるダイアベティスの研究や診療、ダイアベティスケアの質向上に大きく寄与された3名の受賞者が選出されました。これまでの貢献のみならず、今後のさらなる活躍を期待しています。」
また、同賞を支援するノボ ノルディスク ファーマに対しては、次のコメントをいただきました。
「アジアは世界で最も多くのダイアベティス人口を抱え、その数は今後も増加が予測されています。アジアのダイアベティスは欧米とは異なる病態特性を示すことが広く認識されており、独自のエビデンスの創出と活用が不可欠です。さらに、アジア各国は歴史・文化・生活習慣が多様であり、それぞれに適したケアモデルの確立が求められます。
こうした課題に応えるため、AASDは各国でリーダーを顕彰・育成する学会賞を設け、研究と臨床の両輪を力強く後押ししてきました。AASDの理念と活動に対する深いご理解と継続的なご支援に、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社に心より感謝します。」