昨今、2型糖尿病治療薬として製造販売されているGLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬について、美容・痩身・ダイエット等を目的とした適応外の使用を推奨していると受け取れる広告や情報がインターネット上の一部ホームページやSNS等に掲載されております。

現時点で日本において当社が販売する下表の《製品一覧》に記載されているGLP-1受容体作動薬については、2型糖尿病および肥満症を効能又は効果として製造販売承認を取得しているものであり、治療される方の個別の状態を医師が確認したうえで、国内で承認された効能又は効果、用法及び用量、使用上の注意等に基づき適正に使用されるべき医薬品となります。
医師の診断・管理を伴わず使用する場合には、健康被害につながる危険性がありますので、適正使用へのご理解、ご協力をお願いいたします。

オゼンピック®とリベルサス®の効能又は効果は「2型糖尿病」です。ウゴービ®の効能又は効果は「肥満症」ですが、「肥満」とは異なり、高血圧、脂質異常症又は2型糖尿病のいずれかを有すること、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られないこと、BMIが27kg/m²以上で2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する、又はBMIが35kg/m²以上であること等の条件があります。肥満症は、単に体重が気になる状態や美容目的の減量とは異なり、医学的な評価に基づき治療の必要性が判断される疾患です。

当社では2020年より、不適切使用や誤解を招く表現を含む医療広告や医療機関サイトを監視する「医療機関ネットパトロール」を実施し規制当局及び関連学会へ報告してまいりました。
また、当社含むGLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬の製造・販売企業4社にて2025年12月1日付で「GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用に関するお知らせ」を公表し、適正使用を呼び掛けてまいりました。

今後も、不適切な使用を推奨していると受け取れる広告やウェブサイトを確認した際は、発見次第、引き続き規制当局への連絡や相談を速やかに実施してまいります。

当社は医薬品製造販売業者であり、医薬品の製造・販売に責任を有する企業として、製品をご使用になる方の安全を確保することが最も重要な責務と考えております。
今後も引き続き、医療関係者の皆様及び治療を受ける皆様に製品の適正使用をお願いしていくとともに、関連当局や関連学会と連携し、適正使用を推進する情報発信や注意喚起を行ってまいります。

製品名効能・効果ならびに用法・用量
ウゴービ®皮下注0.25mg SD
(プロモーション提携:住友ファーマ株式会社)
【効能又は効果】
肥満症
ただし、高血圧、脂質異常症又は2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。
  • BMIが27kg/m2以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する
  • BMIが35kg/m2以上
【用法及び用量】
通常、成人には、セマグルチド(遺伝子組換え)として0.25mgから投与を開始し、週1回皮下注射する。その後は4週間の間隔で、週1回0.5mg、1.0mg、1.7mg及び2.4mgの順に増量し、以降は2.4mgを週1回皮下注射する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
ウゴービ®皮下注0.5mg SD
(プロモーション提携:住友ファーマ株式会社)
ウゴービ®皮下注1.0mg SD
(プロモーション提携:住友ファーマ株式会社)
ウゴービ®皮下注1.7mg SD
(プロモーション提携:住友ファーマ株式会社)
ウゴービ®皮下注2.4mg SD
(プロモーション提携:住友ファーマ株式会社)
ウゴービ®皮下注0.25mg 1.0MD
(プロモーション提携:住友ファーマ株式会社)
ウゴービ®皮下注0.5mg 2.0MD
(プロモーション提携:住友ファーマ株式会社)
ウゴービ®皮下注1.0mg 4.0MD
(プロモーション提携:住友ファーマ株式会社)
ウゴービ®皮下注1.7mg 6.8MD
(プロモーション提携:住友ファーマ株式会社)
ウゴービ®皮下注2.4mg 9.6MD
(プロモーション提携:住友ファーマ株式会社)
オゼンピック®皮下注2mg
(プロモーション提携:住友ファーマ株式会社)
【効能又は効果】
2型糖尿病
【用法及び用量】
通常、成人には、セマグルチド(遺伝子組換え)として週1回0.5mgを維持用量とし、皮下注射する。ただし、週1回0.25mgから開始し、4週間投与した後、週1回0.5mgに増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回0.5mgを4週間以上投与しても効果不十分な場合には、週1回1.0mgまで増量することができる。
リベルサス®錠3mg
(販売提携:MSD株式会社)
【効能又は効果】
2型糖尿病
【用法及び用量】
通常、成人には、セマグルチド(遺伝子組換え)として1日1回7mgを維持用量とし経口投与する。ただし、1日1回3mgから開始し、4週間以上投与した後、1日1回7mgに増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、1日1回7mgを4週間以上投与しても効果不十分な場合には、1日1回14mgに増量することができる。
リベルサス®錠7mg
(販売提携:MSD株式会社)
リベルサス®錠14mg
(販売提携:MSD株式会社)
ビクトーザ®皮下注18mg
※ビクトーザ®皮下注18mgは経過措置品目であり、2026年後半に販売終了、2027年3月末日で薬価削除の予定です。
【効能又は効果】
2型糖尿病
【用法及び用量】
通常、成人には、リラグルチド(遺伝子組換え)として、0.9mgを維持用量とし、1日1回朝又は夕に皮下注射する。ただし、1日1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で0.3mgずつ増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減し、1日0.9mgで効果不十分な場合には、1週間以上の間隔で0.3mgずつ最高1.8mgまで増量できる。