ノボ ノルディスクの歴史は100年近くにおよんでいます。その全ては、デンマークのノルディスク インスリン研究所とノボ テラピューティスク研究所という2つの小さな会社から始まりました。

1921年、デンマークのノーベル賞受賞者アウグスト クロウとその妻マリーはインスリンが発見されたことを耳にし、大変興味を引かれました。医師であったマリーは、糖尿病を抱えていました。マリーに懇願されたアウグストはカナダに渡り、この命を救う医薬品をデンマークで生産する許可を研究者に求めました。アウグストの帰国後、マリーは科学者のハンス クリスチャン ハーゲドンに働きかけ、レーベンス ケミスケ ファブリックのアウグスト コンスタットとともに夫に加わるよう説得しました。1923年3月、彼らが製造したインスリンを使用した患者さんの治療が初めて行われました。それがきっかけとなり、深刻な慢性疾患とともに生きる人々のための、タンパク質を基盤とする治療におけるイノベーションの世紀が始まったのです。

ノボ ノルディスクの歴史

スカンジナビアにおけるインスリン生産開始

ハーゲドンとアウグスト クロウがインスリンの抽出実験を開始したハーゲドンの別荘 (ヘレルプ)

ハーゲドンとアウグスト クロウがインスリンの抽出実験を開始したハーゲドンの別荘 (ヘレルプ)

アウグスト クロウがカナダからデンマークにインスリンの抽出・精製技術を持ち帰ったことを受け、ノルディスク インスリン研究所がインスリンの商業生産を開始しました。インスリンの登場により、糖尿病はもはや死に至る病ではなくなり、平均余命は改善されました。

スカンジナビアにおけるインスリン生産開始

アウグスト クロウがカナダからデンマークにインスリンの抽出・精製技術を持ち帰ったことを受け、ノルディスク インスリン研究所がインスリンの商業生産を開始しました。インスリンの登場により、糖尿病はもはや死に至る病ではなくなり、平均余命は改善されました。
ハーゲドンとアウグスト クロウがインスリンの抽出実験を開始したハーゲドンの別荘 (ヘレルプ)

ハーゲドンとアウグスト クロウがインスリンの抽出実験を開始したハーゲドンの別荘 (ヘレルプ)

ノボ ノルディスクのロゴの変遷

ノボ ノルディスクのロゴの変遷

糖尿病の克服に向けた競争の開始

1925
ノルディスクの元従業員であったハラル ペダーセンとトーバル ペダーセンの兄弟は、ノボ テラピューティスク研究所を設立しました。ノボとノルディスクは、1989年に合併してノボ ノルディスクA/Sを設立するまでの間、激しい競争を繰り広げました。
1925

糖尿病の克服に向けた競争の開始

ノルディスクの元従業員であったハラル ペダーセンとトーバル ペダーセンの兄弟は、ノボ テラピューティスク研究所を設立しました。ノボとノルディスクは、1989年に合併してノボ ノルディスクA/Sを設立するまでの間、激しい競争を繰り広げました。
ノボ ノルディスクのロゴの変遷

ノボ ノルディスクのロゴの変遷

ノルディスク インスリン研究所におけるインスリン生産 (1930年代)

ステノ メモリアル病院 (1932年設立) とビドーレ糖尿病療養所 (1938年設立)

ステノ メモリアル病院 (1932年設立) とビドーレ糖尿病療養所 (1938年設立)

患者さんのニーズの把握

1930s
ノボとノルディスクは、それぞれデンマークに糖尿病専門病院を設立しました。両病院では糖尿病に特化した治療とライフスタイルの指導を行う一方で、患者さんのニーズに対する理解を深めていきました。1992年、両病院が合併してステノ糖尿病センターを設立しました。現在もノボ ノルディスクでは、この総合的アプローチを基盤とする治療を続けています。
1930s

患者さんのニーズの把握

ノボとノルディスクは、それぞれデンマークに糖尿病専門病院を設立しました。両病院では糖尿病に特化した治療とライフスタイルの指導を行う一方で、患者さんのニーズに対する理解を深めていきました。1992年、両病院が合併してステノ糖尿病センターを設立しました。現在もノボ ノルディスクでは、この総合的アプローチを基盤とする治療を続けています。
ステノ メモリアル病院 (1932年設立) とビドーレ糖尿病療養所 (1938年設立)

ステノ メモリアル病院 (1932年設立) とビドーレ糖尿病療養所 (1938年設立)

NPHによる糖尿病治療の負担の軽減

ハンス クリスチャン ハーゲドン

ハンス クリスチャン ハーゲドン

1946年、NPH (ニュートラル プロタミン ハーゲドン) インスリンが開発されると、またたく間に全世界で使用される長時間作用型インスリン製剤の大多数を占めるようになりました。NPHの登場により、糖尿病を抱える人々に必要な注射の回数が少なくなりました。この製品は、インスリンに対するプロタミンの長時間作用効果を発見したハンス クリスチャン ハーゲドンにちなんで名付けられたものです。

NPHによる糖尿病治療の負担の軽減

1946年、NPH (ニュートラル プロタミン ハーゲドン) インスリンが開発されると、またたく間に全世界で使用される長時間作用型インスリン製剤の大多数を占めるようになりました。NPHの登場により、糖尿病を抱える人々に必要な注射の回数が少なくなりました。この製品は、インスリンに対するプロタミンの長時間作用効果を発見したハンス クリスチャン ハーゲドンにちなんで名付けられたものです。
ハンス クリスチャン ハーゲドン

ハンス クリスチャン ハーゲドン

ノボ テラピューティスク研究所におけるインスリン生産 (1940年代)

財団の設立による開発支援

1951年、ハラル ペダーセンとトーバル ペダーセンはノボ財団を設立しました。

1951年、ハラル ペダーセンとトーバル ペダーセンはノボ財団を設立しました。

1920年代にノルディスク財団が設立されたのに続き、1951年にはノボ財団が設立されました。両財団は1989年に合併し、現在では、ノボ ノルディスク財団が引き続き研究助成金や人道支援助成金を交付すると同時に、ノボ ノルディスクが長期的な観点から患者さんや社員、株主にとって最適な活動を実施できるようにしています。

財団の設立による開発支援

1920年代にノルディスク財団が設立されたのに続き、1951年にはノボ財団が設立されました。両財団は1989年に合併し、現在では、ノボ ノルディスク財団が引き続き研究助成金や人道支援助成金を交付すると同時に、ノボ ノルディスクが長期的な観点から患者さんや社員、株主にとって最適な活動を実施できるようにしています。
1951年、ハラル ペダーセンとトーバル ペダーセンはノボ財団を設立しました。

1951年、ハラル ペダーセンとトーバル ペダーセンはノボ財団を設立しました。

ペニシリン/ストレプトマイシン用発酵タンク

ペニシリン/ストレプトマイシン用発酵タンク

イノベーションにおける新たな領域

1960s
両社は発酵を利用して医薬品を生産する方法を積極的に追求し、開発しました。また酵素に関するノボの専門的知識も、発酵により生産した初の洗剤用酵素の導入につながるものとなりました。その結果、2000年にはノボザイムズA/Sが分社化されました。
1960s

イノベーションにおける新たな領域

両社は発酵を利用して医薬品を生産する方法を積極的に追求し、開発しました。また酵素に関するノボの専門的知識も、発酵により生産した初の洗剤用酵素の導入につながるものとなりました。その結果、2000年にはノボザイムズA/Sが分社化されました。
ペニシリン/ストレプトマイシン用発酵タンク

ペニシリン/ストレプトマイシン用発酵タンク

ノボ ノルディスク生産工場 (カロンボー)

ノボ ノルディスク生産工場 (カロンボー)

生産の増加

1969
ノボは、デンマークの建築家アルネ ヤコブセンが設計した生産工場をカロンボーに建設しました。配管を一望できる特徴的な同工場では、全世界のインスリン製剤の半分を生産し続けています。
1969

生産の増加

ノボは、デンマークの建築家アルネ ヤコブセンが設計した生産工場をカロンボーに建設しました。配管を一望できる特徴的な同工場では、全世界のインスリン製剤の半分を生産し続けています。
ノボ ノルディスク生産工場 (カロンボー)

ノボ ノルディスク生産工場 (カロンボー)

新たなアンメットニーズへの対応

1970s
両社は、経口避妊薬などのホルモン医薬品分野におけるイノベーションの実現を目指しました。1973年、ノルディスクは同社初のヒト成長ホルモン製剤を発売し、ノボ ノルディスクが同治療における世界有数の製造会社へと成長する道を開きました。
1970s

新たなアンメットニーズへの対応

両社は、経口避妊薬などのホルモン医薬品分野におけるイノベーションの実現を目指しました。1973年、ノルディスクは同社初のヒト成長ホルモン製剤を発売し、ノボ ノルディスクが同治療における世界有数の製造会社へと成長する道を開きました。

未来のインスリン開発

顕微鏡を通して観察したヒトモノコンポーネントインスリン結晶

1982年、ノボはヒトモノコンポーネントインスリン製剤を発売しました。さらに1987年には、遺伝子組換え酵母細胞を使用して製造した初のヒトインスリン製剤を発売しました。「ヒトインスリン製剤」は人体で産生されるインスリンと同じであり、純度が高く、生産可能な量に制限がないため、治療へのアクセスを大幅に強化することができます。

未来のインスリン開発

1982年、ノボはヒトモノコンポーネントインスリン製剤を発売しました。さらに1987年には、遺伝子組換え酵母細胞を使用して製造した初のヒトインスリン製剤を発売しました。「ヒトインスリン製剤」は人体で産生されるインスリンと同じであり、純度が高く、生産可能な量に制限がないため、治療へのアクセスを大幅に強化することができます。

顕微鏡を通して観察したヒトモノコンポーネントインスリン結晶

ノボシリンジ (1925年) と初のノボペン<sup>®</sup>デバイス (1985年)

ノボシリンジ (1925年) と初のノボペン® デバイス (1985年)

初のインスリンペン型注入器であるノボペン® を発売しました。それにより、これまで以上に正確な量のインスリンを細かく分けて自己投与することができるようになりました。現在では、ノボペン® は象徴的なデザインとなっています。ノボ ノルディスクは引き続き、生活の質を高め、慢性疾患の管理を容易にする薬物送達システムの開発を先頭に立って進めています。

初のインスリンペン型注入器であるノボペン® を発売しました。それにより、これまで以上に正確な量のインスリンを細かく分けて自己投与することができるようになりました。現在では、ノボペン® は象徴的なデザインとなっています。ノボ ノルディスクは引き続き、生活の質を高め、慢性疾患の管理を容易にする薬物送達システムの開発を先頭に立って進めています。
ノボシリンジ (1925年) と初のノボペン<sup>®</sup>デバイス (1985年)

ノボシリンジ (1925年) と初のノボペン® デバイス (1985年)

ウラ ヘドナー博士

ウラ ヘドナー博士

希少血液疾患に関する新たな希望

1996
ウラ ヘドナー博士が第VIIa因子を精製した際、博士はこの命を救う治療法の生産を支援してくれるパートナーを必要としていました。1985年、ノボは博士のプロジェクトを承認し、1996年にはインヒビターを保有する血友病を抱える人々を対象とした効果的な治療法を初めて発売しました。この治療法はたちまちのうちに、数多くの希少血液疾患を対象とする代表的な標準治療となりました。
1996

希少血液疾患に関する新たな希望

ウラ ヘドナー博士が第VIIa因子を精製した際、博士はこの命を救う治療法の生産を支援してくれるパートナーを必要としていました。1985年、ノボは博士のプロジェクトを承認し、1996年にはインヒビターを保有する血友病を抱える人々を対象とした効果的な治療法を初めて発売しました。この治療法はたちまちのうちに、数多くの希少血液疾患を対象とする代表的な標準治療となりました。
ウラ ヘドナー博士

ウラ ヘドナー博士

全世界における治療とアクセスの改善

2000s
2001年に南アフリカで発生した特許権に関する紛争への対応として、ノボ ノルディスクは世界の最貧国における治療へのアクセスをサポートする長期戦略を策定しました。この戦略には、世界糖尿病財団の設立 (2002年) と世界血友病財団の設立 (2005年)、後発開発途上国を対象としたインスリンの差別化された価格設定方針が含まれていました。
2000s

全世界における治療とアクセスの改善

2001年に南アフリカで発生した特許権に関する紛争への対応として、ノボ ノルディスクは世界の最貧国における治療へのアクセスをサポートする長期戦略を策定しました。この戦略には、世界糖尿病財団の設立 (2002年) と世界血友病財団の設立 (2005年)、後発開発途上国を対象としたインスリンの差別化された価格設定方針が含まれていました。

Changing Diabetes (糖尿病を克服する)プログラムを通じた世界の変革

2005
2005年に「Changing Diabetes® (糖尿病を克服する)」プログラムを開始したノボ ノルディスクは、糖尿病とともに生きる人々に関する意識の向上と治療の改善を可能にするという強い決意を公約として掲げました。さらに2009年には「Changing Diabetes® in Children (糖尿病の子供たちの未来を変える)」プログラムを開始し、1型糖尿病を抱える低中所得国の子供たちに対し、治療へのアクセスと命を救う医薬品を提供しています。
2005

Changing Diabetes (糖尿病を克服する)プログラムを通じた世界の変革

2005年に「Changing Diabetes® (糖尿病を克服する)」プログラムを開始したノボ ノルディスクは、糖尿病とともに生きる人々に関する意識の向上と治療の改善を可能にするという強い決意を公約として掲げました。さらに2009年には「Changing Diabetes® in Children (糖尿病の子供たちの未来を変える)」プログラムを開始し、1型糖尿病を抱える低中所得国の子供たちに対し、治療へのアクセスと命を救う医薬品を提供しています。

ノボ ノルディスクの価値観 – ノボ ノルディスク ウェイ

2011
世界中の全社員に適用されるビジョンと方針を定めた「Novo Nordisk Way of Management」の導入から10年以上が経過したことから、当社の歴史と価値観に重点を置いた「ノボ ノルディスク ウェイ」を新たに導入しました。
2011

ノボ ノルディスクの価値観 – ノボ ノルディスク ウェイ

世界中の全社員に適用されるビジョンと方針を定めた「Novo Nordisk Way of Management」の導入から10年以上が経過したことから、当社の歴史と価値観に重点を置いた「ノボ ノルディスク ウェイ」を新たに導入しました。

深刻な慢性疾患の増加との闘い

メキシコ シティ

メキシコ シティ

2014年、慢性疾患の増加に都市生活が与える影響に対処する官民パートナーシップとして、その予防に重点を置いた「Cities Changing Diabetes (都市に蔓延する糖尿病の克服)」プログラムを開始しました。2021年にはユニセフとのパートナーシップに事業を拡大し、子供たちにとってより健康的な環境を生み出すことにより、児童の過体重や肥満の予防に取り組んでいます。

深刻な慢性疾患の増加との闘い

2014年、慢性疾患の増加に都市生活が与える影響に対処する官民パートナーシップとして、その予防に重点を置いた「Cities Changing Diabetes (都市に蔓延する糖尿病の克服)」プログラムを開始しました。2021年にはユニセフとのパートナーシップに事業を拡大し、子供たちにとってより健康的な環境を生み出すことにより、児童の過体重や肥満の予防に取り組んでいます。
メキシコ シティ

メキシコ シティ

新たなタンパク質ペプチドベースの治療法の発見と開発

新たなタンパク質ペプチドベースの治療法の発見と開発

2型糖尿病を対象とした初の経口GLP-1治療

2019
この革新的な錠剤は、GLP-1の注射を不要にすることにより、治療オプションをさらに拡大し、障壁を引き下げる重要な画期的発明であり、2型糖尿病とともに生きる多くの人々を救う治療法として歓迎されました。
2019

2型糖尿病を対象とした初の経口GLP-1治療

この革新的な錠剤は、GLP-1の注射を不要にすることにより、治療オプションをさらに拡大し、障壁を引き下げる重要な画期的発明であり、2型糖尿病とともに生きる多くの人々を救う治療法として歓迎されました。
新たなタンパク質ペプチドベースの治療法の発見と開発

新たなタンパク質ペプチドベースの治療法の発見と開発

より健康な未来に向けた戦略

2020
2020年、ノボ ノルディスクは「Defeat Diabetes (糖尿病に打ち克つ)」という社会的責任戦略を発表しました。これにより、予防の改善と治療アクセスの拡大、生活を改善するイノベーションの推進に重点を置いた取り組みとパートナーシップを進めています。2019年には地球の健康にも確実に対処するため、環境影響ゼロ戦略「Circular for Zero -循環型ビジネスで環境負荷ゼロを実現する-」を開始しています。
2020

より健康な未来に向けた戦略

2020年、ノボ ノルディスクは「Defeat Diabetes (糖尿病に打ち克つ)」という社会的責任戦略を発表しました。これにより、予防の改善と治療アクセスの拡大、生活を改善するイノベーションの推進に重点を置いた取り組みとパートナーシップを進めています。2019年には地球の健康にも確実に対処するため、環境影響ゼロ戦略「Circular for Zero -循環型ビジネスで環境負荷ゼロを実現する-」を開始しています。

2022年以降の変革の推進

©UNICEF México / Balam-Ha Carillo

©UNICEF México / Balam-Ha Carillo

将来的には、深刻な慢性疾患の管理における柔軟性を高め、より包括的なアプローチをもたらすイノベーションの登場が期待されています。次世代型の治療や新たなデジタルヘルスソリューション、形質転換細胞治療、さらには根治的療法に対する期待まで、その全てがいずれは深刻な慢性疾患と闘うノボ ノルディスクの取り組みの一部となるでしょう。パートナーと協力し、環境や研究所、医療制度や地域社会における健康の改善に向けた変革を推進することを公約として掲げています。

2022年以降の変革の推進

将来的には、深刻な慢性疾患の管理における柔軟性を高め、より包括的なアプローチをもたらすイノベーションの登場が期待されています。次世代型の治療や新たなデジタルヘルスソリューション、形質転換細胞治療、さらには根治的療法に対する期待まで、その全てがいずれは深刻な慢性疾患と闘うノボ ノルディスクの取り組みの一部となるでしょう。パートナーと協力し、環境や研究所、医療制度や地域社会における健康の改善に向けた変革を推進することを公約として掲げています。
©UNICEF México / Balam-Ha Carillo

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