郡山工場 (福島県) は、ノボ ノルディスクの国内唯一の生産拠点です。

ノボ ノルディスクでは医薬品原薬の製造、カートリッジなど容器への充填、プレフィルド製剤の組み立てまでの工程は海外の工場で行っています。郡山工場ではこれら製品の輸入、製造管理、品質管理、包装などを行い、物流センターへ出荷しています。その後、日本全国の医療機関や薬局へは、卸会社を通じて届けられています。

また、国内の製品ニーズにいつでも迅速に対応するため、郡山工場では、海外の生産拠点と連携を取り、入荷から出荷までの期間 (リードタイム) 短縮に取り組んでいます。

郡山工場では、品質試験を行った後、出荷されるすべての製品について外観検査を実施します。

外観検査で集められたデータは統計的に分析され、海外工場へ報告されます。また患者さんや医療関係者から寄せられた声を届けることも私たちの大切な役割です。

これらの情報はノボ ノルディスク グループ全体でさらなる品質向上のために活用されます。こうして各国から集められた情報は、ノボ ノルディスク製品のさらなる品質向上のために活用されます。

私たちの製品が必要とされるときに、いつでも入手できる状態を維持することで、社会的使命を果たします。いつ起こるかわからない大災害時においても供給を継続できるよう、シミュレーションしながらバックアップ体制を整えています。

2011年に起きた東日本大震災でも被災後ただちに復旧し、日本国内に出荷するすべての製品における安定供給を維持しました。

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当社は望ましくない予期せぬ事態 (自然災害、大震災等) が発生した場合に備え、「従業員の安全を確保するとともに、その従業員の家族の安全を確認する」「患者様の生命を守るため、製薬企業として責任を果たす」をポリシーに、事業継続計画 (BCP : Business Continuity Plan) を策定し、患者さんの元に安定的に製品をお届けできるよう努めています。

BCPでは「止めてはならないビジネスプロセス」を特定し、それらの継続計画、各種マニュアルを定めています。また、危機対応チームを定め、工場・物流部門も含め、定期的に訓練、検証、見直しを行い、継続的にBCPの維持・向上に取り組んでいます。

さらに、リスク分散のため、製品の在庫は複数の拠点に分散保管しています。

危機が発生した際には、以下のチームを組織し、迅速に必要な情報を集め、必要な意思決定、必要な行動を行います。

危機管理体制

当社の各拠点は、新耐震基準を満たすビルに入居し、オフィス内の家具・設備は全て耐震固定をしています。
各拠点には、従業員向けの非常食、保存水、非常用トイレを備蓄しています。その他、工場には自家発電設備を、それ以外の拠点には蓄電池を必要量、用意しています。