水資源保護への責任(ウォーター スチュワードシップ)

世界経済フォーラムは、水の危機 (世界の耕作地で発生する大規模な干ばつから、数億人の人々が安全な飲み水を入手できない問題まで)こそが、世界が直面している最大のリスクであると訴えます。民間企業が次第に水への関心を高めているのは、水が事業活動にとって必要不可欠な資源だからです。十分な量または一定の品質の水を入手できないことは、今後企業にとって大きな問題になるでしょう注1

 

ノボ ノルディスクの取り組み:生産を拡大させつつ、水の節約を目指す

 

当社の世界各地にある生産拠点でも水を使用しますが、中でもデンマークにある当社最大の生産拠点での水の消費量も、当社最大です。当社は長い年月をかけて水の節約に取り組んでおり、生産設備の新設や拡張のたびに、可能な限り水をリユースできるようにし効率性をさらに高めてきました。また、生産設備の立地検討にあたっては、「水ストレス」(水需要が逼迫している状態)のレベルを考慮に入れています。

 

水資源保護の対処方法

 
生産活動における水使用量の削減

インスリンの製造と充填の工程は、水に依存しています。製品の品質を保証するには、極めて高い品質の水が必要になるため、水処理には多くのプロセスが求められます。また、生産量の増加に伴い生産設備も増強すれば、結果として水の使用量が増えてしまいます。

 

各生産拠点では、水の消費量をモニタリングし報告しています。製造工程についても、「水の消費量削減」という視点からの最適化を進めています。これらは環境管理システムの一環で、各生産拠点で水節約プロジェクトが実施されています。

 

ステークホルダーとの協力

水節約プロジェクトの実施には、ステークホルダーの協力が不可欠です。たとえば、カルンボー市(デンマーク)の産業共生地域( Kalundborg Industrial Symbiosis ) にある当社最大の生産拠点では、地域ぐるみで消費する水のリユースと削減のシステムが取り入れられています。

 

 

 

実績

 

2017年の水の消費量は2016年と同程度に留まり、合計3,276,000㎥が世界各国の生産拠点で使用されました。2017年に水節約プロジェクトを開始したので、2018年には100,000㎥超の水を節約できる見込みです。 

 

当社の生産拠点のうち2カ所は「水ストレス」のある地域に立地しており、全生産拠点における水消費量のうち、7%が水ストレスのある地域での消費となっております。。2016年の6%から上昇したのは、市場の需要に対応して生産量が増加したためです。水が不足する事態は発生しませんでした。

 

2017年は、高度の「水ストレス」状態にある地域での水の使用量は低い水準に留まりました。

 

当社のすべての生産拠点では、水の消費量について拠点ごとに目標(KPI)を設定しています。

「水ストレス」*地域における水の消費


「水ストレス」*地域における水の消費

*世界資源研究所の定義に基づく


水の消費に関する情報の詳細は、ノボ ノルディスク統合報告書2017年度版をご参照ください。

 

注1. ウォーターフットプリントネットワークによる。

 

 

Reviewed October, 2018