廃棄物管理

廃棄物は世界中で増加しており、人類と環境にとって深刻な課題となっています。製造企業各社が資源をさらに効果的・効率的に使用するように努めることで、コストの低減に加え、廃棄物の削減を図ることができるはずです。

 

当社の取り組み:リデュース(削減)、リユース(再利用)、リサイクル(再循環)

 

廃棄物は、主に生産拠点で生じます。当社最大の生産拠点はデンマークにあり、そこからの廃棄物量も最大です。廃棄物による環境への影響は、焼却処分によるCO2の排出や、埋め立て処分によるその地域の生態系への影響など、廃棄物の処分方法によります。

 

当社は、廃棄物の量を削減し、リユースやリサイクルの比率を継続的に増加させるよう努めています。

 

ノボ ノルディスクの取り組み

 

廃棄物と梱包のフットプリント

当社は生産活動から生ずる廃棄物を注意深く監視しています。社内報告システムを使用して、どのような種類の廃棄物が発生するのかを把握しています。

 

また、環境マネジメントシステムの一環として、各生産拠点で廃棄物プロジェクトを実施しています。例えば有機残留物からエタノールをリサイクルしてバイオガスを生成するなど、廃棄物問題に対する革新的なソリューションを導入しています。

 

生産から発生する廃棄物の削減

当社はパートナー企業と協力して、デンマークのカルンボー市内にあるインスリン工場の近くにバイオガス工場を建設しています。このバイオガス工場では、医薬品原料(API)の製造から生ずる発酵スラリーを使用してバイオガスを製造します。このインスリン工場では、通常の生産工程で使用する天然ガスの代替として、このバイオガスを使用する予定です。本バイオガス工場は2018年に生産を開始します。これは、カルンボーにおける産業共生地域(Kalundborg Industrial Symbiosis)で実施する数多くの取り組みのひとつで、この地域ではある企業からの廃棄物が他の企業の資源として域内で再利用されています。

 

また、インスリン用ペン型注入器の製造で発生する廃棄物も、大部分をリサイクルしています。現在リサイクルできていない部品についても、活用するための技術を研究しています。

 

 

オフィスで発生する廃棄物の削減

 

デンマークでは、食品廃棄物はバイオガス工場でエネルギーが回収され、家庭や産業界でグリーン燃料として使用されています。当社社屋からの食品廃棄物も、そのシステムに乗っています。また、紙、ボール紙、電子機器等の廃棄物はそれぞれリサイクルしています。各国の事業所でも、その国や地域の廃棄物分別ルールに照らして、可能な限り同様のリサイクルを行っています。

 

 

循環経済

 

環境負荷を軽減するため、当社は「循環経済」の原則に沿って行動しています。バリューチェーン全体を通じて、資源の効率性に配慮し、最終的に廃棄物ゼロを目指して改革を進め、コストを削減して環境負荷を最小化します。これは国連の「持続可能な開発目標」に定める目標12(持続可能な消費と生産のパターンを確保する)に沿ったものです。

 

循環経済の原則は、たとえば新製品開発などの意思決定においてライフサイクルアプローチを採用するための一助となります。循環経済に関する当社の立場については、こちらからご覧ください。

 

 

ステークホルダーとの協力

 

当社は、たとえばカルンボー(デンマーク)の産業共生地域(Kalundborg Industrial Symbiosis)への参画を通じて、ステークホルダーと協力しています。カルンボーでは、生産過程で生じる副産物および資源を地域の企業間で交換するため、エネルギー、水、原材料が域内で循環しています。カルンボーの産業共生地域(Kalundborg Industrial Symbiosis)の詳細はこちらからご覧ください。

 

 

実績

 

当社は、生産活動から生ずる廃棄物の数量、種類および処分方法を継続的に監視し、報告しています。

 

2017年の廃棄物量は、生産数量の増加に伴い、2016年に比べて微増となりました。廃棄物全体の96%はリサイクルするか、バイオガスの製造に用いるか、または工場で焼却してそのエネルギーを熱と電力の生産に使用しました。最終的に埋め立て処理となったのは1%未満でした。

廃棄物の処理


廃棄物の処理

出典:ノボ ノルディスク統合報告書2017年度版


報告の方法

廃棄物の種類と量の詳細については、ノボ ノルディスク統合報告書2017年度版をご参照ください。