製剤の保管・保存に関する注意点


夏場のインスリン製剤の持ち歩きについて

生活の工夫として

ノボケアニュース No.21  (PDF:230 KB)

インスリンは凍らせたり、高温にさらしたりしますと 変性してしまい、期待される効果が得られないことがあります。

夏場に薬局から家まで持ち帰るのに時間がかかる場合、外を持ち歩く際、また室内においても、できるだけ30℃を超えないように保管をしてください。

30℃を超えない 保管の工夫には、 保管の工夫には、 以下のような方法があります
  • 冷蔵庫で冷やした保冷剤をタオルで包みインスリンと一緒に保冷バッグに入れる。
    (※ 冷凍庫で冷やした保冷剤は凍結させてしまうおそれがあります)
  • 保冷剤の用意がない場合は、冷たい飲み物のペットボトルをインスリンと一緒にバッグに入れる。
  • ポリ袋に入れたインスリンを湿らせたフェイスタオルで包み、気化熱を利用して保冷する。

ただし、これらの方法は、どのような状況下でもインスリン製剤を30℃以下に保てるということではありません

直射日光にはあてない、屋内であっても風通しの良いところに置く、などの基本的な注意事項を合わせて守っていただくようお願いいたします。


凍結によるインスリン製剤の変化について

未使用のインスリン製剤は冷蔵庫に保管してください。その際、凍結にご注意ください。

ノボケアニュース No.19  (PDF:218 KB)

  • フリーザー内や吹き出し口からの冷風が直接あたる場所に置かないでください。
  • 冷蔵室内を「強冷」に設定した場合、凍結することがあります。
  • 凍結を避けるため冷却風のあたらないドアポケットなどに外箱のまま入れてください。

 

凍結により変化し、効果が発揮できなくなります。
  • 一度凍らせたインスリンは、作用する時間が変わるなどして品質が保てませんので、使用しないでください。
  • 凍結が原因でゴム栓が膨らんだり、インスリンカートリッジがひび割れたり、カートリッジ内に大きな気泡ができたりすることがあります。
  • イノレット、フレックスペンなどは、凍結すると故障して注射できなくなることがあります。

 

高温×
外出などの際には・・・
  • インスリンは一度でも凍ると薬液が変化してしまうので、冬はタオルに包んで持ち歩くなどの工夫をしてください。
  • 飛行機に乗るときには、貨物室内で凍結することがありますので、機内に持ち込んでください。

高温によるインスリン懸濁製剤の変化について

ノボケアニュース No.14  (PDF:343 KB)

インスリンの懸濁製剤が高温になるところに置かれると、混ざらなくなることがあります。インスリンカートリッジの内壁に付着物が見えたり、液中に塊や薄片が見えたりする場合、半透明になっている場合は熱によって変性している可能性があるため、使用しないでください。

○ 正常な製剤
白く濁る
白く濁る
× 内壁に付着物が見られ半透明になった製剤
異常(半透明)
異常(半透明)
インスリン懸濁製剤の保管についての注意点
  • 使い始めたインスリン製剤は冷蔵庫に入れないで、室温(1~30℃)で保管してください。その際、直射日光や高温にご注意ください。
直射日光×
  • 外を持ち歩く際、また室内においても、直射日光があたる場所(窓際など)に放置しないでください。熱くならないように工夫しましょう。
高温×
  • 特にクルマの中は思った以上に高温になることがありますので、絶対に放置しないでください。

糖尿病領域製品の使用開始後の保管温度と使用可能日数について

リーフレット  (PDF:902 KB)

使用開始後、インスリン製剤を室温(1~30℃)に置き始めてからは、以下の表の期間を参考にご使用ください。

本剤は遮光保存です。キャップをするか外箱等に入れて保管してください。

インスリンアナログ製剤
ノボラピッド®注

ペンフィル®・フレックスタッチ®

フレックスペン®・イノレット®

100単位/mL

4週間30℃以下
ライゾデグ®配合注 フレックスタッチ® 4週間30℃以下
トレシーバ®注 ペンフィル®・フレックスタッチ® 8週間30℃以下
レベミル®注

ペンフィル®・フレックスペン®

イノレット®

6週間30℃以下
ノボラピッド®30ミックス注 ペンフィル®・フレックスペン® 4週間30℃以下
ノボラピッド®50ミックス注 フレックスペン® 4週間30℃以下
ノボラピッド®70ミックス注 フレックスペン® 4週間30℃以下
ヒトインスリン製剤
ノボリン®R注 フレックスペン®・100単位/mL 6週間30℃以下
ノボリン®N注 フレックスペン® 6週間30℃以下
ノボリン®30R注 フレックスペン® 6週間30℃以下
イノレット®30R注 イノレット® 6週間30℃以下
未使用のインスリン製剤の保管について

未使用のインスリン製剤を保管する場合は、凍結を避け、2~8℃に遮光して保存してください。

  • 冷蔵庫で保管してください。
  • 凍結を避けるため、冷却風のあたらないドアポケットなどに、外箱のまま入れてください。
ビクトーザ®皮下注18mg(GLP-1受容体作動薬)

使用開始後は室温(1~30℃)にて30日以内にご使用ください。

未使用のビクトーザ®を保管する場合は、凍結を避け、2~8℃に遮光して保存してください。

  • 冷蔵庫で保管してください。
  • 凍結を避けるため、冷却風のあたらないドアポケットなどに、外箱のまま入れてください。

その他、製品を正しくお使いいただくための注意点

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