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ケータイでいつでもどこでも輸注記録が可能な「ゆちゅレコ」を開発
~セコムの安全・安心の基盤を利用し、血友病患者さんの治療成績およびQOL(生活の質)の向上をサポート~


2010年6月1日
PRESS-10-11
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
セコムトラストシステムズ株式会社

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社(本社:東京、社長:クラウス アイラセン)は、血友病治療およびケアにコミットし、患者さんの生活をより良い方向に変えていくためのサポートchanging possibilities in haemophilia1)キャンペーンを推進しています。この度、セコムトラストシステムズ株式会社(本社:東京、社長:伊藤 博)から技術支援を得て、血友病患者さんのための注射の記録を行うシステム、「ゆちゅレコ」(輸注記録サービス)を開発し、6月10日からサービスを開始します。携帯電話を使った輸注記録サービスは、血友病領域では初めてです。

「ゆちゅレコ」は、患者さんがご自身の注射の記録を、ID・パスワードで管理された携帯電話やインターネット上で登録し、蓄積した情報はカレンダーや統計グラフとして見ることができるサービスです。開発に当たっては、既に国内で約2,100社、230万人の利用実績があり、重要施設の災害連絡システムや地域防災連絡システムにも利用され運用実績も十分な大規模災害対策サービス「セコム安否確認サービス」2)のサービス基盤を利用しており、地震などの災害時でも安心してお使いいただけます。また、記録データはセコムトラストシステムズのデータセンターで厳重に管理され個人情報管理も万全です。

「ゆちゅレコ」の主な機能

  • 携帯電話から3)、時間や場所を選ばず注射の記録(いつ、何を、どれくらいなど)や出血の記録が可能です。
  • 注射の記録、出血の記録をカレンダーや人体図に表示したり、また出血から輸注までにかかった時間や治療にかかった日数などをグラフ表示するなど「ゆちゅレコ」ならではのメリットがあります。
  • 利用者間で記録を閲覧できたり、メッセージの交換ができるフレンド機能があり、患者さんはひとりで治療するのではなく、周りの人からの支援を実感できます。

「ゆちゅレコ」は、東京医科大学 臨床検査医学科 准教授 天野 景裕氏、同大学病院 臨床検査医学科 看護師 佐藤 知恵氏、兵庫医科大学 血液内科 講師 日笠 聡氏、患者さんである早船 和人氏、すずき こういち氏とともに共同で企画・開発されました。

「在宅自己注射療法は、出血の防止あるいは早期止血によって、関節などに慢性障害を残さないようにするための治療ですが、すべてを患者さんに任せる治療ではありません。医療者ができない〝定期的に輸注すること〟や〝出血したらすぐに輸注すること〟を患者さんに代行してもらっているだけです。主治医とより良い輸注の方法を相談するために、輸注の記録は不可欠です。記録のほかに、統計結果も表示できるので、ぜひ一度使ってみてほしい」と、日笠先生は述べています。また、天野先生は、「携帯なので、電車で移動中やちょっと時間が空いたときなど、思い出した時に評価を記録していくことができます。こういった評価の積み上げを統計グラフで見ていくと、気付きがあるかもしれません。ご家族と自己注射を振り返るツールとして活用してもらいたい」と、述べています。

実際に使用した佐藤氏は、「その手軽さと、患者さんが振り返ることのできる情報に変換出来る便利さに驚いています。実際現場では、電話でも記録を見ながら次の輸注を相談できたり、患者さんがかかわっている他の医療機関と連携をとるのに大変活用できました」と、述べています。また、早船氏は「ついつい記録を忘れてしまう人に役立ちます。僕も試してみてだいぶ経ちますが、欠かさず記録をつけることができています。普段から記録している人でも、今年はだいぶ出血が減ったから、去年より体調管理ができているという〝発見〟があるはずです」と、述べています。すずき氏は「フレンド機能で、閉鎖的な環境からより開かれた環境に変わることが期待できます」と、述べています。

ノボ ノルディスク ファーマは、「ゆちゅレコ」に関する情報サイトを開設し(www.yuchureco.jp)、システムのご案内やQ&Aを掲載します。また、システムに関するご相談は、セコムトラストシステムズによってサポートされます。

1)

「血友病患者さんのさらなる可能性のために」をスローガンとして行っている世界的な活動です。

2)

安全、安心のセコムが提供する大規模災害対策サービスで、2004年9月からサービスを開始。以来、事業継続計画を指導する国の機関をはじめ企業、医療機関、大学など約2,100社、230万人が利用する国内最大級の危機管理サービスです。

3)

携帯での操作が苦手な方は、パソコンからでも同様の機能が利用可能です。パソコンでは記録表の印刷ができます。

【参考資料】

「輸注記録システム 『ゆちゅレコ』 輸注記録管理とマイページを使ったコミュニケーション」

輸注記録管理とマイページを使ったコミュニケーション

「ゆちゅレコの流れ」

ゆちゅレコの流れ

血友病とは
血が固まるしくみには、10種類以上の凝固因子がかかわっています。これらの凝固因子はひとつでも働きが弱いと、血が固まるのにとても時間がかかったり、しっかりした固まりができなくなったりします。先天性血友病Aは血液凝固第VIII因子、先天性血友病Bは血液凝固第IX因子の少ない、あるいは働きが弱い病気です。血友病の患者さんで凝固因子の働きが弱いのは、それらを作るために必要な情報を伝える遺伝子に異常が起こったことが原因です。

 

† 6月8日修正

血友病の治療について
先天性血友病の治療には、主に患者さんの体で不足している凝固因子が薬として使われます。
インヒビター
先天性血友病の患者さんの中には、治療に必要な第VIII因子や第IX因子に対して抗体(インヒビター)ができてしまう人がいます。これは、治療のために注射した第VIII因子や第IX因子を、外から入ってきた敵とみなしてインヒビターをつくって攻撃する反応です。インヒビターができてしまうと、第VIII因子や第IX因子を注射しても、効果が弱くなったり、まったく効かなくなったりします。そのためインヒビターを持つ患者さんには、別な治療法が必要になります。
<<詳細はこちらまで>>http://www.clubhaemophilia.jp/

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社について
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は、ノボ ノルディスク社(本社:デンマーク、バウスヴェア、社長:ラース レビアン ソレンセン)の日本法人です。ノボ ノルディスク社は87年の歴史を持つヘルスケア企業であり糖尿病ケアの世界的リーダーです。また、血友病、成長ホルモン療法、ホルモン補充療法などの分野でも主導的な役割を果たしており、患者さん、医療従事者、社会に大きな影響を与える医薬品の製造、販売やサービスの提供を行っています。
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社ホームページ:www.novonordisk.co.jp

セコムトラストシステムズ株式会社について
セコムトラストシステム株式会社(本社:東京渋谷区神宮前、社長:伊藤 博)は、セキュリティ会社であるセコム株式会社(本社:東京都渋谷区神宮前、社長:前田修司)のグループ会社です。情報セキュリティと大規模災害対策を核に据えたトータルな情報・ネットワークサービスを提供しています。また、事業継続支援を行う「セコム安否確認サービス」、セキュアデータセンターや電子証明書サービスといった情報セキュリティサービスの提供も行い、具体的なソリューションの提案・提供をしています。
セコムトラストシステムズ株式会社ホームページ : http://www.secomtrust.net/

この件についてのお問い合わせは、
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 広報部まで。

ノボ ノルディスク社につきましては、www.novonordisk.com(英文)にてご覧いただけます。