21の臨床試験のメタアナリシスから、持効型溶解インスリンアナログ製剤 レベミル®の安全性プロファイルを確認
2009年8月20日
PRESS-09-25
最近、インスリンアナログ製剤、ヒトインスリン製剤、経口糖尿病薬と悪性腫瘍の増殖の関連性について、レトロスペクティブに観察した疫学研究の結果が、欧州糖尿病学会(EASD)の学会誌である『Diabetologia』オンラインで発表されました。それに伴って発表された論説で述べられているように、最終的な結論は出ておらず、欧州医薬品審査庁(EMEA)、米国食品医薬品局(FDA)、欧州糖尿病学会(EASD)、米国臨床内分泌学会(AACE)は、これらの研究で得られた結果について、さらなる評価が必要であるとしています。
持効型溶解インスリンアナログ製剤であるレベミル®は、ノボ ノルディスクのインスリンアナログ研究における第一の選択基準として、インスリン受容体に比べたIGF-1受容体への相対的な親和性がヒトインスリンと同程度またはそれ以下であるという要件を満たしたうえで開発されました。IGF-1は、細胞増殖に重要な役割を果たす因子で、種々の悪性細胞に発現しているIGF-1受容体を介して、悪性腫瘍を増殖させる可能性があるとされています。
レベミル®においては、承認を取得以降、厳格な安全性監視のモニタリングを行っていますが、現在までに悪性腫瘍の発生率が増大する兆候は認められていません。
さらに、ノボ ノルディスクでは、レベミル®とNPHインスリンの投与に伴う悪性腫瘍の発生率を比較するため、レベミル®の無作為化比較試験の結果から21の試験を用いたメタアナリシスを行いました。レベミル®投与群とNPHインスリン投与群における悪性腫瘍の発生率を比較したところ、両者の間で有意差は認められませんでした(レベミル®投与群:100患者年あたり、0.44イベント、NPHインスリン投与群:100患者年あたり0.56イベント、p=0.37、片側検定、正確な2項検定)。また、この発生率を評価するため、悪性腫瘍とインスリン製剤による投与期間を解析したところ、レベミル®投与群とNPHインスリン投与群の間に有意差は認められませんでした(p=0.18、片側検定、正確な2項検定)。
今回、発表したデータに基づきインスリンアナログ製剤が悪性腫瘍を増殖させるリスクについて最終的な結論を出すことはできませんが、このメタアナリシスから得られた結果は、インスリンアナログ製剤の安全性に関する議論に、新しい情報を提供することになります。ノボ ノルディスクは、IGF-1受容体への結合とインスリン受容体からの解離に関する非臨床試験から得られた知見および治験のデータを下に、レベミル®の投与がヒトインスリンの投与と比べ、悪性腫瘍のリスクを高めることはないということを確信しています。
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ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 広報部まで。
ノボ ノルディスク社につきましては、 www.novonordisk.com(英文)にてご覧いただけます。
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