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リラグルチドを1年間投与した肥満者で有意な体重減少効果が持続
2008年7月3日
PRESS-08-18
(デンマーク現地時間:2008年6月16日発表)
糖尿病領域における世界のリーディングカンパニーであるノボ ノルディスク社(社長:ラース レビアン ソレンセン/ Lars Rebien Sørensen、本社:デンマーク)は、非糖尿病の肥満者を対象に、ヒトGLP-1アナログ製剤「リラグルチド」の肥満治療効果について検討した20週の第2相試験の延長試験である52週の結果を発表しました。なお、20週の第2相試験の結果は、2007年11月に発表されました。
リラグルチドとリパーゼ阻害剤であるorlistat/オルリスタット(非盲検)を比較した20週のプラセボ対照二重盲検第2相試験に参加した564名のうち398名が、そのままの割り付けで32週間の延長試験に参加しました。
52週後の体重減少は試験開始時に比べ、リラグルチド最大用量群では平均約7.5~8.0 kgであったのに対し、プラセボ補正では約5.5~6.0 kgでした。なお、20週後の結果は、リラグルチド最大用量群で7kg強、プラセボ補正では4.5 kgの減少でした。また52週後、リラグルチド最大用量群の約75%が5%以上、同35%以上が10%以上の体重減少を示しました。これに対しプラセボ群の約25%が5%以上、約10%で10%以上の減少を示しました。また、オルリスタット群における体重減少は平均3.5~4.0 kgであり、患者さんの約45%で5%以上の減少、約15%で10%以上の減少を示しました。
延長試験に参加した全患者さんのうち、約30%で試験開始時に境界型(糖尿病に準ずる状態)の徴候が認められましたが、治療1年後、リラグルチド最大用量群の約80%でその徴候が消失していたのに対し、プラセボ及びオルリスタット群では約30%でした。
リラグルチドは概して忍容性が良好であり、副作用により試験を中止した患者さんの割合は15%未満でした。これまでのすべての試験と同様に、最もよくみられた有害事象は消化器系に関連するもので、主に軽度~中等度と評価されました。そのうち最も多かったのは悪心でしたが、時間の経過とともに発現頻度は低下しました。
エグゼクティブ バイスプレジデントでチーフサイエンスオフィサーであるマッズ クロスゴー トムセンは、「抗肥満効果を検討した第2相の延長試験の結果は、リラグルチドが血糖コントロールの悪化を防止すると同時に、体重減少の効果を持続させることを明確に示しています」と述べています。
ノボ ノルディスク社は、2008年中に非糖尿病の肥満者を対象とした第3相プログラムを開始する予定です。
本試験のデザインについて
食事指導とプラセボによる2週間の導入期間後、ベースラインの平均体重が100 kg弱の参加者を対象としてプラセボ群(二重盲検)、リラグルチドの用量漸増群(二重盲検)、又はオルリスタット(非盲検)群に無作為に割り付け20週間の治療を行いました。20週後に、参加者のうち398名が自発的に非盲検延長試験に参加し、最初の治療法をさらに32週間継続しました。
境界型(糖尿病に準ずる状態)について
境界型は、正常とみなすには高すぎるが、糖尿病の診断基準を満たすほど高くはない、空腹時血糖の高値(空腹時血糖異常)又は耐糖能検査における血糖高値(耐糖能異常)を特徴としています。境界型の方は、心血管疾患及び糖尿病を発症するリスクがより高い状態にあります。境界型は、高血糖に加えて腹部肥満、血清脂質異常、血圧高値などいわゆるメタボリックシンドロームを伴っている場合が多いです。
リラグルチドによる肥満治療について
肥満は、2型糖尿病や他の重篤な疾患の発症リスクを高頻度に伴う地球規模での大きな問題です。一般的に肥満に対する最善の方法は運動と健康的な食事であるといわれています。しかし、かなりの努力をしても、必要な減量目標の達成及び適正な体重の維持が困難な人々がいるということもわかっています。したがって、肥満に伴う合併症のリスクにさらされている人、例えば変形性関節症、高血圧、心血管疾患、境界型で高血糖などの危険因子を併せ持つ患者さんには、合併症のリスク軽減とQOL改善のために、薬剤による補助療法が必要となる場合があります。
リラグルチドについて
リラグルチドは、1日1回投与のヒトGLP-1アナログ製剤です。リラグルチドは、血糖値が高すぎる場合にのみインスリンの放出を刺激し、また食欲を抑制する作用があります。2008年5月23日に、ノボ ノルディスク社は、米国食品医薬品局(FDA)と欧州医薬品審査庁(EMEA)に対し、2型糖尿病の治療薬としてリラグルチドの承認申請を行いました。
この件についてのお問い合わせは、
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 広報部まで
ノボ ノルディスク社につきましては、 www.novonordisk.com (英文)にてご覧いただけます。
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