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インスリン デテミル(海外販売名Levemir®)の1日1回投与で開始する
自己調節投与法で、2型糖尿病患者さんのHbA1cが安全に低下
- 新しい試験の結果、米国糖尿病学会で発表 -




2007年7月4日
PRESS-07-17
(米国現地時間6月25日発表)
日本語抄訳・再編集版

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社の親会社であるノボ ノルディスク社は、6月22日~26日まで米国イリノイ州シカゴで開催された第67回米国糖尿病学会(ADA)において、持続型溶解インスリン アナログ製剤インスリン デテミル(海外販売名 Levemir®)の安全性と有効性をさらに示す新しい試験結果を発表しました。
この試験では、2型糖尿病の患者さん自身がインスリン デテミルの投与量を調節し、主治医による調節と同等の血糖値改善を達成することができました。このHbA1c値の改善で認められた体重の変化はわずかであり、低血糖の発現率の増加は認められませんでした1

Diabetes Research Institute(フロリダ州マイアミ)のEleanor and Joseph Kosow Diabetes Treatment Centerセンター長であり、臨床医学部門准教授であるLuigi Meneghini(MD、MBA)は、「患者さん自身が基礎インスリン投与量を調節し、主治医が指導した場合と同程度の血糖コントロールを達成することができ、その一方で低血糖リスクが減少したことはインスリン デテミルの安全性の証拠を示すものです」と述べています。また「2型糖尿病は相当な自己管理を必要とするため、これらの結果は、インスリン治療を管理するためにより緊密に医師と協力する力を患者さんに与えることでしょう。自己管理の改善の可能性は、有効な基礎インスリン量に加え、本試験で示されたように、わずかな体重変化という追加のベネフィットが得られるインスリン デテミルのような最新のインスリン製剤によって可能となります」と述べています。

新しいデータは、5,604人の患者さんが参加したUS PREDICTIVE 303 Trial (Predictable Results and Experience in Diabetes through Intensification and Control to Target: an International Variability Evaluation) と呼ばれる無作為化臨床試験で検証した「インスリン デテミル303アルゴリズム」によって得られました。このデータから、患者さんの自己調節によるインスリン デテミルでのインスリン投与は、標準的な治療法に従って医師が調節する投与と同程度に安全かつ有効であることが示されました。投与量を自己調節した患者さんは、医師による調節を受ける患者さんと同等の血糖コントロールを達成しました。わずかな体重変化だけが両群で認められました1

体重増加に関する所見はインスリン デテミルの以前の試験結果と一致しており、対照を置いたこれらの12試験のすべてにおいて、インスリン デテミルは他の基礎インスリンよりも体重増加が少ないことを示した最初のインスリン製剤でした*2。体重増加はインスリン療法に最もよく見られる副作用であり、2型糖尿病の患者さんの80%が過体重または肥満であることから、懸念の1つとされています3
 

試験について(ADA発表のAbstract番号:197-OR)
ADAで発表された新しいデータは、主にプライマリケアの場で、他の血糖降下薬との併用療法として、または従来の基礎インスリンに代わるものとして、大部分がインスリン デテミルを1日1回投与する2型糖尿病患者さん5,604人の6ヵ月間解析から得たものです。患者さんは、「303アルゴリズム」(空腹時血糖値:FPGに基づいて3日ごとにインスリン デテミルの投与量を自己調節する)群または「標準的治療」(標準的な治療法に従って医師がインスリン デテミル投与量を調節する)群のいずれかに無作為に割り付けられました。

この試験では、長期的な血糖コントロールの指標である平均HbA1c値が、303アルゴリズム群ではベースライン時の8.5%から26週後には7.9%に、標準的治療群では8.5%から8.0%に減少することが示されました(p=0.001)。ベースライン時と比較して、FPG値は303アルゴリズム群および標準治療群で、それぞれ34および21 mg/dL減少しました(p<0.0001)。

26週後に、全ての患者さんの88%がインスリン デテミルの1日1回療法を持続していました。標準的治療法にインスリン デテミルを追加したインスリン未経験の患者さんのサブセットでは、90%を超える患者さんが6ヵ月間の試験期間を通して1日1回投与を維持しました。両群ともに顕著な血糖コントロールの改善が認められ、低血糖の発現増加はなく(重大な低血糖イベントは両群ともに0.02件/患者さん/月)、体重の変化はわずか(303アルゴリズム群では0.2 kg、標準治療群では-0.3 kg)でした。

インスリン デテミル(海外販売名:Levemir®)について
インスリン デテミル(海外販売名:Levemir®)は、高血糖の管理のために基礎(長時間作用型)インスリンを必要とする1型糖尿病の成人および小児、2型糖尿病成人の患者さんの治療用に1日1回または1日2回皮下投与で使用する長時間作用型のインスリン製剤です。インスリン デテミルは比較的平坦な作用プロファイルを有し、作用時間は最大24時間であり、経口糖尿病治療薬に追加または速効型インスリンとの併用で使用することができます。インスリン デテミルは、容易で慎重な投与が行えるよう予め注入器に充填されたフレックスペン®、またはバイアル入りで提供しています。
インスリン デテミルは2004年に初めてヨーロッパで発売された後、2005年6月に米国食品医薬品局(FDA)により承認され、2006年3月に米国で発売されました。現在世界の約50カ国で承認されています。

*これらの試験は盲検化されておらず、プロトコール(例えば、食事と運動の指導およびモニタリング)は体重への影響に関連した仮説の検証を目的としていなかったため、体重に認められた差がインスリン デテミルと他の治療の効果の差であるかどうかは不明です。認められた差の臨床的重要性は確立されていません。

「PREDICTIVE」試験について
「PREDICTIVE」試験とは大規模なオープンラベルの前向き観察試験で、世界20ヵ国以上から35,000人を超える規模で若年および成人の1型・2型糖尿病の患者さんが参加しています。上述の所見は中間結果であり、データは引き続き集められています。
この観察試験は通常の臨床診療でインスリン デテミルを使用したときの安全性と有効性を評価するようデザインされており、無作為化比較試験で認められたインスリン デテミル投与の有用性を確認するほか、さまざまな国の患者さんの糖尿病の治療パターンと血糖コントロールに関する重要な人口統計学的情報を収集することを目的としています。

本資料は、ノボ ノルディスク社(本社:デンマーク)が発表した資料(英語)を和訳編集したものです。英語版と相違のある場合は英語版が優先します。オリジナル資料はwww.novonordisk.com (英文)にてご覧いただけます。

References

  1. Meneghini L, Koehnen C, Weng W, et al.  “The Usage of a Simplified Self-titration Dosing Guideline for Insulin Detemir in Patients Type 2 Diabetes – Results of the 303 Algorithm Study.”  Oral presentation (abstract no 197-OR) at: 67th annual meeting of the American Diabetes Association, Chicago, IL, June 23–26, 2007.
  2. Facts on File, Novo Nordisk, Princeton, NJ.
  3. Weight Control Information Network.  “Do You Know the Health Risks of Being Overweight?” Web site accessed May 2007.

 

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