1型糖尿病の冒険家ウイル クロスさんを囲む懇話会「夢をおいかけよう」開催
2003年11月10日 PRESS-03-21
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社(略称:NNPL、社長:ロジャー モーア/Roger Moore、本社:東京都中央区)は、糖尿病の認知を広げ、夢へのチャレンジを応援するため、世界糖尿病デー(11月14日)を機に、1型糖尿病であるウイル クロス氏を招き、日本の1型糖尿病患者さんや大学生との交流会を開催します。
アメリカ在住のクロス氏は、現在36歳。9歳の時に1型糖尿病を発症しました。クロス氏は1型糖尿病を効果的に管理しながらこれまでに北極の征服、マッキンリー山(北米大陸最高峰)、アコンカグア山(アンデス山脈最高峰)の登頂、サハラ砂漠の横断などを果たしてきました。昨年11月から今年の1月にかけての南極踏破では680マイル(約1,168km)を61日と6時間かけて歩き、南極点に到達しました。マイナス50度の低温の中、150ポンド(約68kg)のそりを1日12時間引き続けるような条件下で、1日4回のインスリン注射をしながら、糖尿病患者としては世界で初めて南極点に立ちました。
来日記念イベント、「夢をおいかけよう」は首都圏の1型糖尿病患者さんを招いて、11月15日(土)午後2時から赤坂の「ARKフォーラム」で開催されます。
クロス氏の南極踏破の記録映像を交え、同氏がどのように1型糖尿病を効果的に管理しながら、健常者でも困難な南極踏破を達成したのか、その体験談を紹介してもらうと共に、日本の患者さんたちと忌憚のない意見交換を行います。
また、11月14日(金)には上智大学を訪問、また早稲田大学主催の「がんばるマンシリーズ」講演会に出演、大学生との交流も行う予定です。
■11月14日は「世界糖尿病デー」
11月14日はIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が、糖尿病の認知を高めることを目的として、1991年に導入しました。11月14日はフレデリック バンティングの誕生日です。バンティングは、1921年にチャールズ ベストとともにインスリンを発見しました。
■糖尿病とその要因
糖尿病には大別して、1型糖尿病と2型糖尿病があります。
1型糖尿病は、自己免疫異常などにより膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンの合成や分泌ができなくなるタイプです。1型糖尿病は、インスリンが絶対的に欠乏し、発症した場合、生命維持のためにインスリン治療が不可欠となります。一般的に、1日3-4回の頻回注射によるインスリン治療を行います。
2型糖尿病は、遺伝を背景に過食、運動不足、ストレスなどによる膵臓のβ細胞からのインスリンの過剰分泌状態の持続でインスリン分泌機能が低下し高血糖状態に陥る、「生活習慣病」として知られているタイプです。平成15年8月に厚生労働省から発表された「平成14年糖尿病実態調査」では、「糖尿病が強く疑われる人」が推計740万人、「糖尿病の可能性が否定できない人」が推計880万人、合計すると約1,620万人にのぼることが報告されています。
糖尿病は1型であっても2型であっても、きちんと治療をしないと、網膜症や腎症、神経障害、心筋梗塞、脳卒中といった重大な合併症を招きます。
糖尿病患者さんは、食事・運動療法、経口血糖降下剤、インスリン注射によって正しく血糖をコントロールすれば、健康な人々とほとんど変わらない日常生活を行うことが出来ます。プロ・スポーツの分野でも、適切な治療を行いながら活躍している選手もいます。しかし、まだ社会的理解が得られず、糖尿病であるという理由で就職が困難になったり、学校でも行事に参加できなかったりするケースが少なくないのが現状です。
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社では、今後もこうした催しを通して、患者さん同士の交流を図るだけでなく、患者さんの周辺からこのような社会的偏見や誤解をなくし、糖尿病に対する社会的理解を促進する活動に貢献していきたいと願っています。
この件についてのお問い合わせは、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 広報部まで
ノボ ノルディスク社につきましては、 www.novonordisk.com(英文)にてご覧いただけます。
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